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「痩せていること」はホントにいいことなのか?
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朝食を摂らない、1日2食しかべないということは
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「太っている」という勘違い
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肥満の種類について(いろんなわけ方がある)
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成長期の体に大切なこと
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身長の伸びと脚の長さ
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成長期・思春期の発育の特徴と栄養
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子供の肥満とその予防
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ダイエット広告に刺激されてはいないか
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危険なダイエット
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「痩せていること」はホントにいいことなのか?
ある日、小学生の担任が、
「うちのクラスの女の子で、給食をおかわりしようとしたら、近くの子に「そんなに食べるとデブになるよ」といわれて、それ以来おかわりできなくなったと日記に書いてきた子がいました。
また、給食をほんの一口しか食べない子がいたので、「具合悪いの?」と聞いたら、「太りたくないから」という……。どう指導したらいいのか」
と相談にきました。
「ダイエットは体によくないよ」式の指導では、子どものニーズに合わないと感じ(そんなことはわかりきっている……)悩んだげく、大人としての思いを伝えることにしました。
子どもたちは自分の体の大きさを測るのが大好きです。
身長はいいのですが、体重測定は嫌われます。
体重を読み上げるとき「小さい声でいってね」などと要望が出されます。
そして、前回よりもわずかでも増えていると「ショック」という表情です。
身長が伸びれば体重も増えるのは当たり前なのに。
「やせていることはいいことだ」という、そんな価値観が社会にあふれていませんか?
マスコミでつくられている「体イメージ」に、小学生まで影響を受けています。
そのことにピリピリしているせいか、そのことで子どもたちを傷つける言葉を平気でいってしまうのです。
おうちではいかがでしょうか……?
もしかして、親(大人)が不用意に「デブだね」「ブタになるよ」なんてことをいっていませんか?
一人ずつ顔つきが違うように、体つきが違って当たり前。
そうは思いませんか。
そして、大人は、もっとデーンとして子どもをまるごと受け入れたいものです。
あとで聞いた話ですが、「デブになるよ」といった子どもは、実は家でお母さんにいわれていたとのことです。
もしかすると、お母さんは何かの会話の中で、からかいのつもりでいったのかもしれませんが、なにげない大人の一言が、子どもの考え方や価値観を育むのです。
カテゴリー:子供のダイエット
朝食を摂らない、1日2食しかべないということは
「毎日朝食を食べている」生徒は、約85%です。
また、「朝、家族と一緒に食事をしない」生徒が36%もいます。
朝食抜きでは、体温は上がりません。
そのまま学校に行くと低血糖のためもあって脳が充分に働きません。
また不定愁訴も多くなります。
朝食を摂ることにより、睡眠で低下した体温を高め、脳や体の働きを活発化させることは、体にとって必要なことです。
また1日に3回食事を摂るということは、余分なエネルギーを作らないと言う意味でも重要です。
朝食を摂らずに、昼と夜の2回食にすると、一度にたくさんの量を食べるため、どうしても余分なエネルギーは脂肪に変えて蓄積され、太る原因にもなります。
また一人で食事を摂るよりも、家族一緒に食事をするほうが、料理もバラエティに富み、食欲もわき、消化もよくなり、心身ともに充実することは明らかです。
昼食や夜食は、学校や塾、会社などの時間に左右され、家族が一緒に食卓を囲むのは、なかなか困難を状況があります。
「食事の場ほど、人の気持ちが通ずるときはない」といわれています。
親子の断絶が叫ばれるなか、積極的に、家族が一緒に朝食を摂ることも必要なことだと思います。
カテゴリー:子供のダイエット
「太っている」という勘違い
客観基準では太っていないのに、「太っている」と思いこんでいる子が増えています。
「肥満傾向」と判定されている子どもは、この10年間で増加しているとはいえもっとも多い10歳でも4%に満たない数です。
つまり、多くの子が太ってもいないのに、やせたいと思うことに、問題があります。
もう一つは、たとえ太っていると思ったとしても、「このままの自分でいいんだ」という自己肯定感をもてない子どもが増えていることも、問題点として浮かび上がってきます。
小さいときから、常にまわりとの比較の中で、過度の競争をさせられている子どもたちは、自己肯定感をもちにくいのかもしれません。
自分のありのままを自分で受け入れることができない子どもたち……。
わが子のありのままを受け止め、愛することのできない親……。
常に不安を抱えて生きているいまの子どもの姿なのかもしれません。
東京都の学校保健統計でも、中学・高校生女子の平均体重は減っています。
明らかにダイエットの影響であると、東京都教育委員会もとらえ、健康への影響を懸念しています。
男子の体重は増えている一方で、女子の体重は減りつつある……。
いまの子どもたちの生活を反映している結果だと思います。
発育測定
子どもたちは、自分の体の大きさを測るのが大好きです。
「ねぇ、身長測っていい?」とよく保健室にきます。
保健室前のろうかの柱(かべ)にテープをはって目盛りをつけ、かんたんな身長計をつくったら、そこを通るたびに友だちと測っているようです。
どの子もまちがいなく成長しています。
一人づつ成長のペースはちがいますが…、
ところが、体重測定はなぜかきらわれています。
「小さい声でいってね」等測定前にあれこれ要望がだされます。
前回よりも少しでも増えていようものなら「ショック」という表情です。
身長も伸びていることだし、体重もふえてあたりまえなのに…、しかも日々、体がつくられている大事な時期に減ってたらかえって心配です。
「やせていることはいいことだ」
「やせているほどいい」
こんな価値観が社会にあふれていませんか?
マスコミでつくられている「体イメージ」に小学生までが影響をうけています。
そして、そのことにピリピリしているせいか、そのことでともだちを傷つけることばを平気でいってしまうのです。
おうちではどうでしょうか?
もしかして、親(大人)が不用意に、
「デブだね…、」
「ブタになるよ…、」
なんてことを言ってませんか?
一人づつ顔つきがちがうように、体つきもちがってあたりまえ、
大きい子もいれば、ちいさい子もいる、
ふとっている子もいればやせている子もいる、
一人づつちがっててあたりまえ、
一人づつちがっているからいい、
そう思いませんか?
われわれ大人は、もっとデ〜ンとして、子どものまるごとを受けとめたいものです。
そういうメッセージをいっもいっぱい、子どもたちに送りつづけたいと思います。
ただし、太りすぎはその子のからだにとってはいいことではありません。
いつも重い荷物をせおっているのと同じですから、心臓など体への負担が大きすぎます。
また、運動能力など十分に発達させることができにくいです。
カテゴリー:子供のダイエット
肥満の種類について(いろんなわけ方がある)
中心性肥満vs末梢性肥満
体幹部を中心に脂肪蓄積が著しい肥満、男性型肥満ともよぶ。
これに対して背部や大腿部に 脂肪の蓄積が著しい場合、女性型肥満ともよぶ。
インスリン抵抗性は前者に多い。
悪性肥満vs良性肥満
成長曲線からみて、体重増加の傾きvelocityが急峻で身長の伸び率を上回るような肥満を悪性肥満とよぶ、高度肥満化が明らかであり多くの合併症がみられる。
これに対し体重増加は あるが傾きは緩やかで身長の伸び率と比例しており、高度肥満とはならない。
増殖型肥満vs肥大型肥満
前者は脂肪細胞数が増加してしまう肥満、高度肥満であり、難治性である。
後者は一つ一つ の脂肪細胞が肥大しているが、数は非肥満と変わらない肥満。
症候性肥満vs単純性肥満
前者は染色体異常、内分泌異常などの基礎疾患があって肥満を伴う例、後者は生活習慣によりもたらされる肥満。
後者が子どもの肥満の9割を占め通常は「肥満」といえばこちらをさす。
肥満の予防法
しっかりよく食べ、よく運動することが、子どもの肥満予防の基本なのです。
成長期の体づくりには、十分な身体活動が行なえるように、バランスのよい栄養豊富な食事をとるようにすべきです。
正しい食習慣により十分な身体活動が保証されないと、成長ホルモンなどの内分泌活性が悪くなって肥満化します。
すなわち脂肪細胞の発現と脂肪蓄積を推進することになります。
成長の止まった大人の肥満対策とは大きく違います。
ですから、本来有害な、無理なダイエットをすべきではないのです。
子どもは、見かけ上の過食があったとしても、戸外で十分に運動したり遊んだりできれば、エネルギーは除脂肪組織の発達として転化され、肥満化しないものなのです。
カテゴリー:子供のダイエット
成長期の体に大切なこと
しっかり食べて体を作る
イライラしたり、腹が立ったり、すぐカッとなったり、キレやすくなる。
近頃、成長期・思春期の子どもに対し、盛んにこういう言い方がされています。
そしてその原因が、あたかも「親が原因である」とか「カルシウムが不足しているため」とか、一つの原因で起こっているかのように物事を結論づけようとしている風潮が見られます。
しかし例えば、カルシウムだけが単独で体の中に入って脳に作用するわけではありません。
食べものには、いろいろな栄養素が含まれています。
食べものを食べると、まず分解され、そこに含まれている、
例えば、脂肪やタンパク質や炭水化物が燃焼してエネルギーとなり、体温を保ったり、体を動かす時に使われたり、貯蔵されたりします。
栄養素は、すべてチームワークで働いているのであって、単独で働いているのではありません。
カルシウムだけを薬として飲ませれば解決するのではなく、むしろ害になることさえあります。
栄養素は、それぞれ適量をバランスよく摂ることが大切なのです。
病気になったり、症状を引き起こしたりする原因は、一つではなく、いろいろな要素が複合して起こる場合が多いのです。
その原因を一つひとつていねいに引き出し、複合的に解決していくことが重要なのではないかと思います。
病気を治すとは
外来の短時間の診療では、なかなか思うような治療はできにくいものです。
点滴しても、薬を処方しても一時的改善では、本当の治療とは言えないのです。
病気とは、主体的要因(本人が以前から持っている例えば遺伝的要素など)病因的要因(例えばウィルス、細菌など)環境的要因(例えば社会的要因とか公害とか)が複雑に重なり合って起こると考えられています。
この子どもの場合も、単なる対症療法ではなく、「拒食症」の理由が、「本人が、ダイエットをしようという気持ちが強くて」起こったのか、「脳に障害があり」起こったのか、「学校でいじめられて」起こったのか、その原因を掘り下げていく必要があります。
「病気を治す」ということは、その主な原因をつきとめ、原因を取り除くことにより、可能となるのです。
カテゴリー:子供のダイエット
身長の伸びと脚の長さ
「容姿を整えたい」といえば、背を高くしたい、脚が長い「カッコいい」スタイルになりたいということも、思春期の子どもたちの大きな関心事の一つです。
中・高生向けの雑誌には、ちゃんとそんな広告も載っています。
「背は必ず伸びる! 成長期を過ぎてもまだまだ伸びる! 脚を中心に伸ばします」
「1日20分のトレーニングで、目標身長を達成」
といった具合です。
いまの子は身長が高くなった、というのは誰しも感じています。
いまの子どもたちの親の世代、つまり30年前の子どもと比べると、男子5歳で1.8cm、10歳で4.6cm、15歳で4.2cm、17歳では3.6cm、女子では同じ年齢で、それぞれ1.9cm、5.1cm、2.7cm、2.8cm高くなっています。
たしかに全体として身長は伸びているし、街でもスラリと長い脚で、背の高い成年男女を見かけることも多いのですが、
30年前に比べて17歳で、男子が3.6cm、女子が2.8cmですから、驚くほど高くなっているわけでもないのです。
身長から座高を引いた長さを脚の長さ(股下)と考えて、身長に占める脚の長さの比率みると、男子では13、14歳が46.9%でもっとも長いのですが、30年前でも13歳で46.4%ですから、脚の長さの比率は30年前とほとんど変わっていないとみていいでしょう。
そして年齢が高くなるにしたがって、身長は伸びますが、脚の長さの比率はわずかながら落ちています。
これは、女子についても、ほぼ同じことがいえるようです。
ヨーロッパやアメリカの統計は手元にありませんので、比較してみることはできませんが、西欧人のスタイルにあこがれる気持ちはわかりますが、いくらがんばってみても「人種的」には、無理な話なのかもしれません。
大人なら、太っていないのに容姿や健康のことでダイエットしても、それは、その人の自由ですからいいのでしょうが、成長期にある子どもの場合は、そうもいっていられません。
成長期には、なによりも「しっかり食べて体をつくる」ことが大切なのですから。
(注)
BMIとは、成人向けの肥満度を表わす指標、計算方法で、Body Mass Index河の略。
性別、身長、年齢の影響を受けにくい計算方法として、国際的にもっとも広く使われている。
「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で出た数値から、次のように判定します。
19.8未満=やせ
19.8〜24.2未満=普通24.2〜26.4未満=過体重(太りぎみ)
26.4以上=肥満(太りすぎ)
カテゴリー:子供のダイエット
成長期・思春期の発育の特徴と栄養
成長期は、出生後のヒトのライフサイクルの中で、最も成長・発達を遂げる時期です。
したがってこの時期における栄養に関する課題は、発育にかかわる栄養素が質的・量的に充分であるか否かということと、これから成人になるに当たっての食習慣の前段階であることをしっかりと捕えることです。
またさまざまな心理、情緒面で新しい展開を遂げる時期です。
情緒的にも不安定になりやすく、不安、刺激に対する過敏性、感情の起伏の激しさ、また性行動の発現など精神的な面での考慮も必要です。
食べることが、発育期の子どもの心に与える影響も見逃せません。
したがって、この時期の子どもは、病気だけを診るのではなく、その人の心と体、その背景を充分に観察することが大切といわれています。
中学生に対し、生活実態についてのアンケートを取りました。
その中で「あなたは今、健康だと思っていますか」という問いに対し、45%の生徒が「健康ではない」と答えています。
また「健康でないとするとどんな症状がありますか」という問いに対し、全生徒の28%の生徒が「疲れる」、約20%の生徒が「イライラする」「肩がこる」と答えています。
その他「めまいがする」「腹痛」「息切れがする」などと答えています。
このような「子どもの生きる基本」にかかわるような問題での「おかしさ」は、放置しておくわけにもいきません。
その大きな原因は、「家庭や学校、地域だけでなく子どもを取り巻く自然環境や社会環境全体のひずみからきているのではないか」と思うのですが、ここでは、特に影響のある、食べものと食べ方が急速にゆがんできている実情に基づき報告したいと思います。
第一に、最近やせたいと考えている子どもが多いのですが、そのダイエットの弊害について述べてみます。
第二に朝食を摂らない、または減らす子どもがいるのですが、その弊害についても述べてみたいと思います。
カテゴリー:子供のダイエット
子供の肥満とその予防
肥満ってなんだろう?
まず肥満とはどんなものかを考えてみましょう。
肥満とは体の大きいことや体重が重いことでしょうか? 答えは、ノーです。
人間の体の組成をまず思い浮かべてみましょう。
筋肉や骨、水分そして脂肪などがあります。
女性らしさとしても表現される丸みのある体つきも、正確には肥満とはいえません。
肥満とは、過剰に脂肪が蓄積した状態をさします。
脂肪が多くてぶよぶよした体つきを、みなさんおそらく太っていると感じるでしょう。
体重が通常より重いことを、過体重(かたいじゅう)と呼びます。
過体重には、体脂肪が過剰である肥満の場合と、脂肪以外の組織(除脂肪組織と呼ぶ)が充実していて体重が重い非肥満の場合があります(例えば、筋肉マンのようながっしりした体格の人を思い出してみてください)。
さらに極端な話では、体重が正常であっても体脂肪の割合が多くなれば、これを隠れ肥満と呼ぶことがあります。
肥満は何故起きるのか、肥満の仕組み
では、どうして肥満になるのでしょうか。
体を使わず食べ過ぎが持続的になされれば誰でも肥満化します。
つまり、消費エネルギーとのバランスが収支としてプラスとなっている状態では、余剰のエネルギーを脂肪組織に脂肪として蓄える筋力を、人は身に付けているのです。
遺伝子の作用として、このようなエネルギー処理機構が出現するように組み込まれているのです。
このようなエネルギー貯蔵はなぜ行われるのでしょうか。それは、飢餓や寒冷環境、その他疾病にさらされても、ただちに生命危機を回避しうる機構として作用する、と解釈されます。
さて、過食は肥満の原因ですが、ではなぜ過食をしてしまうのでしょう。
近年のこの領域における研究の進歩には目覚ましいものがあります。
食欲中枢と脂肪組織との間には、密接な連絡が存在することが知られてきました。
特に、脂肪組織でつくられるレプチンという物質は、実はエネルギー代謝全般に関わる調整ホルモンとしての意義が明確にされてきました。
満腹中枢は、視床下部というところに存在します。
ここにはレプチン受容体が存在します。
食べものを食べると脂肪細胞においてレプチンが作られ血中に流れます。
それがレプチン受容体と結合すると、「もう食べなくてよい」という信号が満腹中枢に伝えられます。
これで摂食を中止しますが、さらに消費エネルギーを高める働きもあるのです。
もし、正常なレプチンが作られなかったり、その受容体が正常に作動しないと、「もう食べなくてよい」という信号は満腹中枢に伝えられず、いちじるしい過食と肥満がもたらされるというわけです。
脂肪細胞には、白色脂肪細胞と、ミトコンドリアの豊富な褐色脂肪細胞があります。
以上に述べたエネルギーの貯蔵と放出は、白色脂肪細胞がになっています。
褐色脂肪細胞は、動物のハムスターやリスなどの冬眠をする小型齧歯類では非常に発達していますが、ヒトでは背中の肩肝骨や脇の下、腎臓の周りにわずかしか存在しません。
しかし近年、褐色脂肪細胞での熟産成分子としてuncoupling protein(UCP)と類似した新しいタンパク質が、クローニングされ、それがヒトの骨格筋などに多量に発現していることがわかってきました。
熱産成の主要な役割をUCPを介して行なわれます。
熱産成はエネルギー消費の一成分であり、この機能不全はエネルギー消費が減ることとなり、肥満の要因になると考えられるのです。
カテゴリー:子供のダイエット
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近くの本屋さんで、女子中学生、女子高校生向け雑誌を何冊か買った時に、載っていた広告が、(1)〜(5)です。
それらの雑誌に載っていた、ダイエット関係の広告のキャッチフレーズです。
どれもこれも、簡単にできて、安全で、しかも確実にやせられるとうたっています。
「やせたい!」と思っている子どもは、すぐにもとびつきたくなる感じがします。
女子高校生や中学生はいうにおよばず、いまでは小学生にも、「ダイエット」する子が増えているらしいのです。
子ども向きの雑誌だけでなく、女性誌には、必ずといってよいほどダイエットの広告や記事が載っています。
そして、日常会話には、「太った」、「やせたい」というフレーズが欠かせないほど、「やせ願望」は蔓延しているといってもいいほどです。
たしかに肥満は健康によくないから、そのような人は減量が必要なのですが、肥満とはとても思えないような人まで、ダイエットだシェイプ・アップだと大変なのです。
学校保健統計調査によると、学校医から肥満傾向と判定された子どもの割合は、過去最高になっていることは確かです。
それでも、幼稚園で平均0.6%、小学校2.8%、中学校1.9%、高校1.4%です。
年齢別にみると9歳から11歳において3%を超えており、10歳が3.6%ともっとも高くなっています。
特に、1988年から98年の10年間に大きく増加していることも事実で、子どもの生活習慣病の増加ともあわせて考えると、それ自体は注意を要することです。
医師から肥満あるいは肥満傾向と指摘された子どもは、医師などの指導によってダイエットをする必要は確かにあります。
しかし、問題は、肥満傾向ではない子どもたちが、ダイエットに興味と関心を示し、テレビや雑誌が描きだす「美しい人」のようになりたいと、しろうと判断で食事を制限したり、ダイエットフーズや薬のようなものに手を出すことです。
小学生まで「ダイエット」をし、やせる願望をもつ子が多いなんて、不思議を通り越して、ちょっと変なのではないでしょうか。
このカテゴリーでは、「成長期の子供たちの体に大切なこと」、「肥満の予防」について、分かりやすく解説します。
カテゴリー:子供のダイエット
危険なダイエット
中学生に、「体重についてどう思うか」について、アンケートをとりました。
その結果、女生徒の場合、55%の生徒が「自分は太っている」と答えています。
そして「現在やせたいと思っているか」という問いに対してはなんと75%の女生徒が「やせたい」と答えています。
「実際にダイエットした事があるか」という問いに対しては、男生徒で11%、女生徒で26%が「ダイエットしたことがある」と答えています。
BMIで、肥満と判定された場合は、今後の成人病のことを考えれば、ダイエットも大切なことです。
しかし多くの場合「容姿を整えたい」ということのほうが、大きな理由ではないでしょうか。
「スリムな体にあこがれる」というのは、飽食の時代の裏返しなのでしょうが、思春期のダイエットは、危険をはらんでいます。
正しいダイエットの仕方を学んで下さい。
そのために、まずダイエットをするに当たっての基本について述べてみたいと思います。
●成長期のまっただ中、筋肉や骨などの体の基礎を築く時期ですから、新陳代謝が活発 で、エネルギー消費量は多くなります。
したがって、お腹いっぱい食べても太る心配はありません。
しっかり食べて、運動している人は、基礎代謝量が高く、太りにくいのですが、逆に食べないで運動すると、筋肉は消耗してしまいます。
食べない、運動しないでは、ますます体はエネルギーを消費しなくなり、ちょっと食べても太りやすくなります。
●ダイエットの失敗は、リバウンドを招き、逆に太った体にしてしまいます。
成人と違い、体の基礎ができ上がってない思春期は、生涯の健康と引き換えになるほど(例えば摂食障害など)危険なことです。
そのことを充分に理解して始めることが大切です。
それでは、無理なダイエットをすると、体にどんな影響があるのでしょう。
貧血になる
思春期貧血の多くは、食事の絶対量が少ないことから起こる栄養不足が原因です。
栄養をしっかり摂っていないと、鉄分を吸収するために必要な栄養素も不足して、貧血になります。
自分に必要な量は、きちんと食べましょう。
生理がない
発育の過程にある思春期は、成人女性と違い女性ホルモンの分泌が安定していません。
この時期に過激なダイエットをすると、体の自己防衛のためにホルモン分泌が 止まり、生理も止まりやすくなります。
二キビ、肌荒れ
タンパク質を摂らずに、糖質や脂質からの エネルギーばかりに頼っていると肌荒れや ニキビを悪化させます。
卵、牛乳、魚、肉などタンパク質を上手に摂りながら、エネルギーバランスを考えたダイエットが必要です。
便秘する
一番多い原因が、食事の総量不足です。
朝食を摂らず、昼食も軽く済ませ、夜は主食のご飯抜きなど、また野菜・芋もほとんど食べない。
こういう食事を続けていると、便はますます滞りがちになります。
下剤を使っても体が薬に慣れ、薬の量を増やさなければならなくなります。
食事はしっかり摂りましょう。
骨粗しょう症
カルシウムの吸収に、女性ホルモンは深く関係しています。
女性ホルモンが減るとカルシウム不足になり、若くても骨の密度が 粗くなって、もろくなります。
骨密度は、18歳がピークで、それ以降は、どんなに運動や食事に気をつけても減っていきます。
だから思春期のうちにしっかりと骨密度を高めておかなければなりません。
白髪、抜け毛
髪の毛も爪もタンパク質でできています。
食事できちんとタンパク質を摂っておかな いと白髪、抜け毛も生じます。
またビタミン、ミネラルも、血行をよくするには大切な栄養素です。
野菜、海草類も充分に摂りながらダイエットを実行しましょう。
拒食症
ダイエットを進めて、どんどん体重を減ら していくと食べることが怖くなり、食べようと思っても全部吐いてしまい、食べることができなくなります。
こうなると精神的にも「うつ状態」となり入院が必要となります。
無理なダイエットは禁物です。
以上のことを合わせて考えてみますと、「ダイエットをする」ということは、なかなか大変なことです。
しっかりと食べて、充分に運動することをまず考えることのほうが、大切ではないかと思います。
カテゴリー:子供のダイエット


